大学を卒業して初めて正規の職を探す人も、正社員として就職したい人も、現職のまま昇進したい人も、ぜひ以下にリストアップされた5つのテクニックを参考にしてみてください。雇用主は、優秀な人材を獲得するための方法を常に考え、試行錯誤しています。ですので、企業が一体どんな人材を求めているのか、また、どういった業界でどういった職種が自分には向いているのか、考えてみましょう。

・働いてみたい会社を10社挙げる

まずは、今からでも毎日働きたいと思う会社を10社以上挙げてみましょう。次に、それぞれの会社の歴史、従業員数、過去の報道(Googleで社名を検索し、「ニュース」を選ぶと簡単に入手可能)、事業拡大の方向性などを調べてみましょう。また、LinkedInなどで、気になる企業で現在働いている社員や元社員の方をチェックしてみるのもいいでしょう。過去の職歴、学歴、ボランティア活動などの内容から、その会社が求めている社員像がなんとなく見えてきます。

・気になる会社のSNSアカウントをフォローする

Facebook、Instagram、Twitter、Snapchatなど、憧れている企業の公式SNSアカウントをフォローしましょう。情報源となりうるソースをすべてチェックしておけば、求人情報が掲載されたらすぐさま知れるチャンスがぐっと高まります。さらに良い方法としては、リツイート、リンクシェア、またはライクなどして、積極的にコンタクトを取るようにしましょう。あるいは、Facebookの投稿に定期的に気の利いたコメントをしたり、ツイートに対してリプライしたりすることで、その企業の社員の目に留まるようになるかもしれません。ただし、軽蔑的なコメントや辛辣な発言などは絶対にNGですので注意してください。

・メンターを探す

自分が希望している職種や業界で働いている人(メンターという)との友好を深めましょう。知り合いや友達にメンターを紹介してもらい、ビジネスメールに自信がある人はメールで面談を頼んでみましょう。メール内容には、自分が誰なのか、どうやってその人の仕事を知ったのか、どんなところに興味があるのか、コーヒーか紅茶をごちそうするので仕事の話をしてほしい、とはっきり伝えましょう。この場合、自分の都合ではなく、相手のスケジュールに合わせてアポイントを取るようにしてください。メンター自身も同じような経験をしている可能性が高いので、ほとんどの場合は快く引き受けてくれるでしょう。

・検索データベースで、別の職種を調べる

希望している業界の最も一般的な職種を入力すれば、考えられるすべての求人が表示されると思うかもしれませんが、LinkedInなどのビジネス用ソーシャルメディアでは、入力したものだけが選択肢として表示されます。例えば、「エグゼクティブ・アシスタント」と検索すると、「エグゼクティブ・アシスタント」のみの結果が表示され、「アドミニストレーティブ・アシスタント」というワードが含まれる求人広告は自動的に省かれます。

・コンフォートゾーン外にあるチャンスを探す

ある一つの業界で働くことは、職種、キャリアアップ、昇進という点で限界があるかもしれません。ですので、例えば、テクノロジーや金融関係の企業の人事部で働いたことがある人であれば、他の業界の人事部にも目を向けてみてはいかがでしょうか?たとえ、その一つの業界でしか働いたことがなかったとしても、人事部で身につけた経験を他の業界で活かすことはできるでしょう。